こんにちは!スモールジムFlare代表の小野寺幸太郎です。
昨日は、関節に痛みがあっても「痛くない範囲で運動を続けることが大切」というお話をしましたね。今日はそれに関連した、もう少し踏み込んだお話をしたいと思います。
先日ご入会された50代の男性メンバーさんは、以前に膝の前十字靭帯をケガされたことがあり、その影響で、片方の膝だけ明らかに動きが悪く(曲がりにくく)なっていました。
怪我をすると、その部分をしばらく動かさなくなるため、筋力や柔軟性が落ちてしまいます。そうすると、左右で大きな差が出てきてしまうんですね。
もしこれが腕や肩など上半身だけであれば、日常生活での影響はそこまで大きくありません。でも、それが足となると話は別。ちょっとやっかいなんです…((+_+))
足の筋力や柔軟性が落ちると、体の骨格にまで影響が出てきます。その結果、姿勢がゆがんだり、片方の足ばかりに負担がかかって、別の場所まで痛めてしまうこともあります。
こういったバランスの崩れは、自分だけの力で直すのはとても難しいです。だからこそ、ちゃんと順を追って改善していくことが大切なんです。
まずは、硬くなってしまった筋肉をやわらかくすることからスタート。ストレッチや軽いマッサージを、できれば毎日コツコツ続けていくのがポイントです。
ある程度やわらかさが戻ってきたら、次はバランス感覚や反射神経を少しずつ鍛えていきます。
このステップもとても大事です。
最後に、筋力をしっかりつけるために少しずつ負荷をかけたトレーニングを行っていきます。
この順番で進めていくことで、ようやく本当の「回復」に近づいていくんですね!
「今は別に困ってないから…」と放っておくと、骨盤がずれて姿勢が崩れ、やがては肩こりや腰痛など、上半身にも影響が出てしまうこともあります。
そして、10年後、20年後に「あの時ちゃんとやっておけば…」と後悔しても、その頃には修正するのがとても難しくなっているかもしれません。
「痛くなったからやる」「医者に言われたからやる」ではなく、
「今は大丈夫だけど、この先の自分のためにやっておこう」という考えがとても大切です。
それが、未来の自分を守る一番の方法だと思います。一緒に今から少しずつ、体を整えていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた、お会いしましょう!
