こんにちは!スモールジムフレアー代表の小野寺幸太郎です。
今回は、会員さまからよくいただくご質問にお答えしたいと思います。それは、「温泉って、自宅のお風呂とどう違うの?」という疑問です。
皆さん、温泉はお好きですよね?私も大好きです。旅先で立ち寄った温泉にゆったりと浸かる時間は、日々の疲れを忘れさせてくれますし、肌もすべすべになった気がして、「あぁ、効いてるなあ〜」なんて実感できますよね。
ただ、結論から申し上げますと、温泉の効能というのは「自宅のお風呂と比べて劇的に違うわけではない」というのが現実なんです。
驚かれるかもしれませんが、温泉と名乗るためには、ある特定の成分が一定量含まれていればOKとされています。つまり、温泉地で汲み上げたお湯に「温泉と認められる成分が一つでも含まれていれば」それはもう立派な温泉、というわけです。
たとえば硫黄などの温泉成分が含まれていたとしても、それが皮膚から直接吸収されて、体に劇的な変化をもたらす…というわけではありません。実際には皮膚はバリア機能が強く、それらの成分が中に入っていくということは、ほとんどないんです。
では、「温泉に行く意味はないの?」と聞かれたら、それもまた違います。
科学的なデータだけを見れば、自宅のお風呂と温泉の差はあまり大きくないかもしれません。しかし、温泉には自宅の浴槽では得られない大きな精神的な効果があるのです。
まず、温泉に行くという行動自体が非日常の体験になりますよね。広々とした浴場、開放感のある露天風呂、岩風呂、ジャグジー、打たせ湯、ぬる湯、電気風呂など、さまざまなタイプのお風呂が揃っています。こういった環境は、単純に「楽しい」「気持ちいい」と感じることが多く、それだけでもストレスが軽減される効果があるんです。
また、自宅のお風呂よりも広くて快適なので、自然と長く浸かることができます。これによって血流が良くなり、体温がしっかりと上がるので、冷え性の改善やリラックス効果も高まります。
特に注目したいのは「精神的なリラックス効果」。
私たちの体は、精神的な緊張状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、疲れが取れにくくなったり、睡眠の質が下がったり、代謝が落ちたりしてしまいます。温泉に行くことで、心が解放され、呼吸も深くなり、副交感神経が優位になります。これは健康管理の上でとても重要なポイントです。
実際、血流が良くなることはダイエットにもつながります。代謝が高まると脂肪の燃焼効率も上がり、老廃物の排出もスムーズになります。つまり、湯船にしっかり浸かって身体を温めることは、健康づくりやボディメイクにおいても非常に有効なんです。
そして意外に思われるかもしれませんが、「夏こそ湯船」がとても大切です。暑い季節になるとシャワーだけで済ませてしまいがちですが、それでは体の深部まで温まらず、冷房による冷えや自律神経の乱れが起こりやすくなります。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、体温調節機能が整い、疲労回復や睡眠の質向上にもつながります。
ですので、ぜひこの夏も時間を見つけて、湯船に浸かる習慣を続けてみてください。そして、たまには温泉で心と体をゆったりと癒してあげるのも、とてもおすすめですよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまたお会いしましょう!
