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昨日入会した人の顔と名前を知っているか?


こんにちは!小野寺幸太郎です。

株式会社として起業して自分のジムを1年半運営して、改めて思うのは「会社員時代は会員さんを全く視れていなかった」ということです。

私は会社員の後半6年間は支配人として勤務していました。入会手続きはほぼアルバイトスタッフさんが行ってくれるので、私は翌日それに目を通すだけです。

でも正直名前など全く覚えていなく、視るのは年齢や、チラシを見て来たのか、見学からの入会なのか、と日報に入力する為に必要な情報を見るだけです。もちろん顔など全くわかりません…

そして退会時も、前日の退会届に目を通し、ミスや漏れが無いか確認し、確認印を押して終わりです。

「人」ではなく「数」「件数」としてしか見ていなかったんですね。

「これで良いわけがない」とは思いつつ、指示や管理、会議の準備、予算の追いかけっこ、苦情やクレーム対応に追われ、ジレンマを解消できずに会社員時代を過ごしていました。

 

しかし、脱サラ(実質クビですが…(笑))して独立起業し、自分のジムを持った今は違います。

その日入会した人の顔と名前は当然、どこから通って頂くのか、どうして運動を始めようと思ったのか、どんな人なのか、何が好きなのか?とパーソナル情報はほぼ把握しています。

行きつけの店、家族構成、飼っているワンちゃん猫ちゃんの名前、好きな酒の銘柄、口癖、乗っている車、すべてです。

だからこそ、理由が何であれ退会してしまう時は寂しく切なくなります((+_+))

もう会えないのかぁ

こんなこともあんなことも話したよなぁ

差し入れ頂いたお菓子美味しかったなぁ

どこかで元気でいてくれるならそれでいいか

と彼女にフラれて物思いにふけっている年頃男子のようです(笑)

 

この違いですね。

会社員時代は完全に「言われたことをやるだけ人」でした。

そこに矛盾を感じたとしても、自分の考えと真逆だったとしても従わざるを得ません。

その結果苦情やクレームを受け、個人への誹謗中傷の文書をもらう。

一体誰の為に何をやっているんだ?と常に考えていました。

自分のやっていることは誰かを幸せにしているんだろうか?と。

今は違います。

誰の為に何をやっているかが明確です。

他者を幸せにして、その結果自分の人生も良くなっている実感があります。

会社員から脱して、独立起業して本当に良かったと思っています。

ただこれで満足せず、より多くの人に、より大きな幸せを提供できるよう、学んで実践していこうと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。