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フィットネスクラブ支配人の業務実態は…


こんにちは!青森市の少人数制フィットネスジム、スモールジムFlare代表の小野寺幸太郎です。

私は会社員時代の7年間はフィットネスクラブの支配人として勤務をしていました。

支配人になったばかりの頃は、結果を出して早く昇進したい!と躍起になって、毎日目をギンギンにして仕事をしていましたが、後半になって感じたことは「支配人とは名ばかりだ」ということです。

支配人というといかにも偉そうな?役職名ですが、実態は以下の三つです。


■クレーム対応

■スタッフ間の人間関係の問題解決

■予算の追いかけっこ

これは全国のフィットネスクラブで勃発していますね(笑)

 

中でもクレーム対応ですよね。心が削られるのは…((+_+))

支配人としての私自身の過失が原因なら全然良いです!

しかし苦情、クレームの多くは会社の決定や運営に対してですね。

営業時間を変更、休館日が増えたとあれば…

「会費を安くしろ!」「働き方改革などと都合の良い理由をつけるな!」

会費が上がったとなれば…

「値上げの内訳を詳細に教えろ!」「客をバカにしてるのか?」「歴代で最低の支配人だ」

他人(会社)が決めたことに対して、自分の意志とは裏腹に従わなくてはならず、そしてそれに対する苦情クレームは自分が受ける。そして自分の思いとは正反対である建前の説明をしなければならないですね。

怒りを通り越して「俺は何をやってるんだろう…」という虚無感さえ覚えていました。

現場が疲弊しているにも関わらず本社からは偉そうに「売上を上げろ」だの「人件費を下げろ」だの指示が飛んでくる。デスクを叩き割りそうになったことは何度もありました!(そんな腕力はないですけど(笑))

アルバイトスタッフからは「社員がかわいそうで見てられない」と退職届を受け取ったこともありましたね。

そう見えてしまうということは当時の私の責任でもあったわけで、どうしようもないこととはいえ、本当に情けないし恥ずかしかったですね。

苦情対応、スタッフ間の人間関係の修復、会議…

「自分が今日やったことは誰かを幸せにしたんだろうか?」と毎晩のように考えていました。

 

恐らくこういうことを考えているフィットネスクラブの責任者は多いはずです。というか本当にフィットネスに、からだをより良くすることに情熱を注いでいるなら、旧態依然としたフィットネス業界の現状に疑問を抱くはずです。

でも、生活があるから、独立は怖い、コロナ渦だから、会社員が合っているなどとどうでもいいような理由を付けて行動しません。

安易な独立を進めているわけではありません。開業してから1年と経たずに閉業してしまっている店舗も少なくありません。

しかし、本気でフィットネスに、からだを良くすることに価値を感じて、それに情熱を注げるのなら。

いつまでも他人の言うことに従って、悶々としていないで、行動すればいいと思います。私もその一助となれるよう、さらに行動していきたいと思っています。

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。